« 2016年霜月ノ巻「駆けっ句365日生き急ぎ」 烏有 | トップページ | 2017年睦月ノ巻 »

2016年11月24日 (木)

2016年師走ノ巻「駆けっ句365日生き急ぎ」 烏有

 

   
 

「駆けっ句365日生き急ぎ」

 
 

烏有

 

烏有(ウユウ)

本名:田中七四郎(タナカシチシロウ)

1943年(昭和18年):10月、

東京都渋谷区

1968年(昭和43年): 4月、 富士通株式会社入社、システムエンジニア職従事

1993年(平成 5年): 1月、 駆けっ句スタート   8月、 胃がん手術

2000年(平成12年):12月、 富士通株式会社役職離任により退社

コーポレイトソフトウェア株式会社入社

2002年(平成14年): 7月、コーポレイトソフトウェア株式会社退社

 

2016年師走ノ巻

 

師走某日ガス欠のだましだまして師走入る

師走某日・冬耕や素人大根の太さかな

師走某日むつまじくがんを語る冬隣り

師走某日冬支度明日のない日やいつくるか

師走某日幾星霜朝に起きては夜べに死す

師走某日紅黄色ポインセチアの店輝きし

師走某日結論を前倒しして冬に入る

師走某日天墜つるその朝の遺偈かな

師走某日漬物の柿の彩り目福かな 

師走某日分身の入れ歯の痛む師走かな

師走某日昼からの外の静かに冬雨の降る 

師走某日昭和一桁の不帰の人なる師走かな

師走某日ひとさまのただ寛容にすがる年の暮れ

師走某日呑みなほし懺悔悔恨けふ終ふ

師走某日自己責任明日を頼りに年を越す

師走某日・秋宅急便箱に詰めたる師走かな 

師走某日手のひらの気宇壮大なる宇宙かな

師走某日爆裂の補修になじむ小春かな

師走某日開店の祝儀を兼ねて一見の客 

師走某日・年備へ俳諧老人そぞろにさるく

師走某日忘年会2 靴を違へず帰還でき

師走某日死にざまや生きざまなりきと終ひ支度かな

師走某日逝き急ぎ鬼籍に入るの年惜しむ

師走某日上弦のあまねく照らす冬至かな 

師走某日呼びかけど賽の河原の年の暮れ

師走某日煌々と年の瀬冴ゆる冬の月

師走某日忘年会3 血の一滴までをそそうせず

師走某日年備へ人の情けにごみかたす

師走某日つかの間の空の蒼さや冬晴れ間

師走某日冬眠のカメお騒がせの年準備

師走某日未鬚大つごもりの暮れていく

(つづく)

 http://tnk7460.la.coocan.jp/uyuu.htm

|

« 2016年霜月ノ巻「駆けっ句365日生き急ぎ」 烏有 | トップページ | 2017年睦月ノ巻 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/104187/64537123

この記事へのトラックバック一覧です: 2016年師走ノ巻「駆けっ句365日生き急ぎ」 烏有:

« 2016年霜月ノ巻「駆けっ句365日生き急ぎ」 烏有 | トップページ | 2017年睦月ノ巻 »