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2012年3月27日 (火)

2月の例会報告他

平成24年3月

世話人

吉武 昌子

春を思わせる小春日和もあれば、忘れ雪が降るのかな?と、思わせる寒い日もあり、箪笥に薄手のコート1枚だけにはなりませんね…

ですが日々の小さな事や風景に、春を探すのもなかなか楽しいものです。

 つくし狩りに出掛けたり、雛人形を片付け五月人形の手入れをしたり…

 春は、そこまでやって来ています

例会 緩和ケア病棟ケアチームスタッフ一員としての回顧

2月25日14時より西安寺で例会が開催されました。今回の講師は、北九州市立医療センター 看護師 栗田睦美さんで、緩和ケアチームスタッフとしての経験・看護師の立場での想いを語って下さいました。

緩和ケア病棟で患者さんを援助していく中で「本当に患者さんが、満足してくれているのか?」と言う、ジレンマを抱えていたそうです。

ホスピスとは、疲れた旅人を修道女が温かくもてなすと言う意味があるそうです。

2002年にWHOの緩和ケアの定義に「生命を脅かす疾患に冒される、患者・家族のQOLを向上させ、その人らしく過ごさせる」と謳われています。

病気の痛み・社会の痛み・スピリチュアルペインの痛みを緩和ケアでは、和らげていきQOLの向上に繋げます。この点からも早い時期からのケアの必要性を、提言されていました。

それはがん治療と並行して、緩和ケアを受けるパラレルケアの事です。

これは患者さん自身が利用するのか、しないのかを考えて、決めていきます。

緩和ケアを勧められても、「あそこにいけば、最期…」と、考え断る患者さんは、

未だにいらっしゃるそうです。

病気の治療ではなく、心(不安)のサポートをして患者さんが苦しむ過程を共に…栗田さんが、切に望んで看護にあたっているそうです。

緩和ケアの本当の意味と利用方法を、正確に知ってもらい利用してもらいたいと、

切実に語られた時間でした。

質疑応答にも、意見が出ました。

Q)自問自答しながらの緩和ケアと、言われていましたがどの様な時にですか?

A)患者さんが痛みを軽減する為に、鎮静剤を使い穏やかに眠ってもらっている姿をみると、ご本人にとってはこの眠らされて状態を望んでケアしているのか?と…最期の大切な時間を。と、考えてしまう。

Q)緩和ケア病棟に入る条件は、ありますか?

A)緩和ケア病棟は、基本的にがん患者さんとエイズ患者さんのみで、それ以外は入院できない。北九州市立医療センターは、がん患者さんのみの20床。内、有料ベッド10床・無料ベッド10床。

  抗がん剤治療をしていない方が入院の対象で、身体の調子に合わせて苦痛を和らげる治療を行う。食べれなくなっても直ぐに点滴でなく、どうすれば口から摂取できる様になるかを一緒に考える。

  緩和ケアは身体の辛さを和らげる事が目的なので検査は、必要時に最小限でしか行わない。

  入院期間は一般病棟ならば1ヶ月だが、緩和ケア病棟は3ヶ月程度。

  北九州市立医療センターの在院数は、20日を切る。

  

Q)北九州に緩和ケア病棟のある病院は?

A)北九州市立医療センター・聖ヨハネ病院・九州厚生年金病院

  新日鉄八幡病院

    

Q)在宅緩和ケアについては?

A)日常生活が、そこそこに出来る患者さんならば問題ないが、患者さん1人に対して介護者が1.5人は必要。

Q)5年生存率の由来・根拠は?

A)根拠は、ありません。地域差、がんの種類で違うので。

今回も、医療現場の生の声が例会参加者の皆さんに伝えられました。

自分らしい生き方、自分らしい闘病生活を送る為にも緩和ケアをしっかりと理

解しておく事も、必要なのでないかと思いました。

栗田看護師、今回は貴重なお話をありがとうございました。

~ 今後の講演・セミナー・勉強会の予定 ~

3月26日(月曜日) 市民活動サポートセンター 18時30分から20時

          「在宅ホスピス」について

4月21日22日  宗像ユリックス24時間EKIDEN 

21日10時~16時まで 登録会

           22日10時~12時まで 登録会

           (時間に変更の可能性があります。)

422日(日曜日) ひまわりの会 集い

           10時~ 産業医大本館2階(カンファレンスルーム)

           参加費 ¥300

    326日 黒崎駅南側 井筒屋通路

41日 小倉駅南口 コレット側・シロヤ側に於いて13時から15時まで

骨髄バンク ドナー登録「頑張ろう!九州キャンペーン」のチラシ配布活動を行います。全国規模で見ても、九州6県は患者数も多い反面、ドナー登録者数は少ない現状にあります。

一人でも多くの患者さんに、生きる望みのタスキ渡しが出来るように…

お出かけ時、見かけた時は声を掛けて下さいね!黄色いタスキで配っています。

先日、仕事の勉強会で「スプーン1匙の喜び(幸せ)」と、言う内容でディスカッションを受けて来ました。日々、調理業務に従事していますと慣れの中から業務化してしまい、ほんの少しの手間も掛けなくなってくる事があります。こんな事、本当にしてはいけないのですが…

認知高齢者に明日、明後日、3時間後の食事なんて約束出来ない。

この毎食、この1匙が最期の食事になると思いながら献立を立て、調理する気持ちを忘れるな!人間、口から食べることがどれだけ大切なことなのか…

を、初心に返って考える事が出来ました。

全てにおいていえる事ですよね…当たり前の中からの慣れ。

春には、新入職員も迎えるので気持ちを新たに、スタートしたいと思います。

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