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2011年12月 2日 (金)

あとがき2011/11/15

        事 務 報 告

1022日(土)事務局・西安寺にて世話人会開催。会報「希望」第256号製本発送。

あなたらしく生きる

  あ と が き  

十一月八日が立冬でした。しばらくは冬が来たのを忘れるくらい暖かな日が続きました。冬の訪れを告げる二十四節気の小雪(しょうせつ)を目前にして(今年は二十三日)、今年一番の寒気が入ってきました。東北地方から北海道地方にかけては小雪にふさわしい天候のようですが、当地はまだ雪が舞うというほどではありません。冬至(12月22日)の前の十二月七日が大雪(たいせつ)ということですから、それまでには雪が舞う日がもしかしたらあるかもしれません。

この時期、紅葉(黄葉)は別にして彩りの少ない時節ですが、つわぶきの花が咲き誇っていてひときわ目立ちます。「蝶の黄を淡しと思ふ石蕗の花 五十嵐播水」という句が簡潔に物語っています。夕陽に照らされるとなお更のことです。それとともに、山茶花(さざんか)が咲き出しました。いったん咲き出したら、とめどなく咲き、短い周期で落花を繰り返しています。「山茶花のととのふときのなかりけり    長谷川櫂」という句が師走の夕暮れ時の雑踏と二重写しになって鮮やかです。それにしても初冬とは言え、山茶花は例年よりも早く咲き出したようです。

太陽暦にすっかり慣れ親しんでいる私たちは、冬といえば漠然と1212月と思い込んでしまいそうになりますが、旧暦では立冬(117日ごろ)から立春(2月4日ごろ)までが冬なのです。暖房器具のおかげで暑さ寒さに鈍感になったこともあるかもしれませんし、急激で過度なエネルギー革命による副産物としての地球温暖化も影響しているのかもしれません。冷害や干ばつや疫病に悩まされ多くの生命を奪われてきた旧暦時代の人々の苦しみを思うにつけ、欧米先進諸国の科学文明の恩恵に浴してきたことを全否定するつもりはありませんが、人のなりわいには常にプラス面とマイナス面があるということ。これは否定すべくもありません。

太陰暦に二十四節気を導入した旧暦時代の先人たちの知恵には、一面、過酷な自然現象に対する従順な姿勢を垣間見ることもできます。しかしはじめから、自然と人間を明確に区別して対決姿勢を取らず、その移り行きの中で折り合いをつけて日々の暮らしを楽しんだり苦しんだりするところがあるように思われます。このことは、近代西洋医学や諸科学の発展を遅らせ、その遅れを取り戻すために極端な欧化主義を取るかたわら、「大和ごころ(日本精神)」は失うまいとして極端な国粋主義を鼓舞し、国家神道を精神的支柱として欧米列強に闘いを挑み無残な敗北を喫したのが第二次大戦でしょう。敗戦後の精神的文化的混乱の渦中に桑原武夫の「俳句第二芸術論」が発表され、西洋精神の優位が主張され一部で拍手喝さいされましたが、俳句精神の息の根は止められませんでした。このことは、深刻な環境問題を論じるに際して、西洋文明対東洋文明の対立という図式の中では尽くされない何かをものがたっているのでしょう。

11月24日 (T

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