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2011年10月24日 (月)

例会報告

平成2310

会世話人 吉武 昌子

 空を見上げると、いわし雲が広がり夕日も山の草木も綺麗に色付いていく季節となりましたね。

 秋刀魚、栗、きのこ、柿、スーパーの食料品も美味しいものが沢山、並んで…

目にも舌にも、愉しい秋です。

ただ困ったことに日中は汗ばむ日もまだあり、服装選びに仕事前から頭を使い悩んでいます。

例会 910日(土)14時~ 西安寺にて

産婦人科診療所 マ・メール 医院長 池田信子先生による

「さあ 笑いましょ」

 15名の参加者に囲まれ、池田先生は辛かった過去を想い帰しながら、体験談を語る事で皆さんと想いが共有できればと、語って下さいました。

 物腰・口調・表情もとても柔らかく、とても親しみ易さを感じた…先生の第一印象でした。その表情の裏には、これまでの人生・病との闘いの過程を一つ一つ確実に自力で乗り越えてきたから自然にオーラとして出ている感じがしました。

 24歳の時に卵巣の病気を発症され、祖母から「自分の病気は、自分で治しなさい」と、言われながら、子供が産みたい…この願いが辛い闘病生活の原動力になりました。お父様と同じく、産婦人科医となり24時間・365日のいつどこで呼び出しがかかるか分からない、過酷な勤務が始まりました。

大学病院2年目に、妊娠されて出産・育児。就職先探しは、お父様も一緒になって探してくれ総合病院に勤務。仕事と家庭の両立に苦心されながらも、70歳のお父様が営まれていた病院で、患者が一日2,3人で今にも潰れそうな状況の中、親しみ易く面倒見の良いお父様を頼って通院する患者さんの為にも先生は、5件の病院を掛け持ちしながら手伝われました。産婦人科医が女医さんだと、患者さんも掛かり易いと病院も活気を取り戻しはじめて来た頃、離婚をされ、娘さん2人を育てながらも寂しさと経済的負担という重圧と、戦われました。

ある日、公衆浴場で右手の神経損傷という大怪我をしました。

医者としての復帰も危ぶまれ、私生活の重圧と…いつしか、お酒に手が伸びてしまい、深酒の日々が始まりました。

この時期に、お父様がすい臓がんになられました。

気丈なお父様が、お酒に溺れる先生に一度だけ怒鳴られた言葉。

「すい臓がんの、この痛みが解るか!」。それでも、断てなかったお酒。

やがてお父様も他界され、娘さんから精神科の受診を勧めら心のリハビリを

開始。辛く、永い、2度目の闘病…

ある日、お父様の仏壇の掃除をしていた時に「信ちゃん、お酒を止めてごらんよ。お酒を止めたら、楽になるよ」と書かれた、お父様の走り書きのメモを見付けられたそうです。これが機で、先生もお酒から遠のいていけることが出来ました。

お母様との間にもわだかまりがあり、何度もぶつかり合い喧嘩してきた事で、仲が深まったそうです。

お母様も乳がんを発症されましたが、病を通して人のありがたみを感じられる様になり、プール教室で悩みを共感できる仲間を得た事で「一人じゃない」と、

思えるようになったそうです。

お母様の姿を見ながら、先生自身も大きな壁を乗り越えられた時、一日一日を大切に過ごしもう一度、初心に返り日々を大事に生きていこうと思うようになったそうです。

お父様の事を語る時、何度か声を詰まらせた先生…きっと大好きなお父様で、同業者としても尊敬をしていたのだろうな…と、感じました。

お父様は、大正13年生まれ。85歳で他界されました。

中国で終戦を迎えたお父様は、帰国後に医者に。お父様と患者さんが話している姿を小さな頃から見ていた先生は、あの姿が自身の財産になっていると言われます。

偉大なお父様と家庭を守っていたお母様に対する反発。先生自身、自分を出せない性格なため壁にぶつかる度に、お酒に溺れて立ち向かう事から逃げていた。お父様が亡くなってからは、気が楽になった。とも、お話しくださいました。

弱い自身の辛い経験も、包み隠さずに語られて先生。きっと、マ・メールでも親身に患者さんに寄り添い、共に共感しながら闘病の糧となる診察をされているのだろうと思いました。

どん底から自力で這い上がってきたからこそ、今となっては笑って話せる過去。

医院名のマ・メールは、フランス語で「私のお母さん」と、いう意味だそうで

す。なんだか、ホッこりしますね。

無いものを悔やんでも仕方ない。あるものに感謝して…

最後に先生が、私達に向けて語られた言葉です。

本当に、貴重なお話を有難うございました。最後まで胸にジーンとくるお話でした。

語り部報告

前月号でもお話ししました、骨髄バンクの普及啓発の一つ。伝えの場所…

駄目もとで北九州市役所地域医療課に、学校での語り部開催の企画書を提出していたのですが先日、九州リハビリ大学で授業の1コマを使ってやりませんか?と、お話を頂きました。少しずつ、話を煮詰めている段階ですが今後も随時、進捗状況をお伝えしていきたいと思います。

産業医科大学 医生祭 が開催されます。

来る11月2日3日に産業医科大学 学園祭が開催されます。

2日 13時より 第1部 震災企画

         現地派遣医師及び看護師による講演

   18時15分第2部 骨髄バンク企画

         産業医科大学病院 化学療法センター部長

           塚田 順一先生による講演

         ドナー体験者講演

         瀬尾 久仁&加藤 真一郎ピアノデュオコンサート

3日 骨髄バンク登録会

場所 2日 産業医科大学ラマツィニーホール

   3日 産業医科大学グランド

お近くにお越しの祭は是非、お寄り下さい。

                         

  

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