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2011年3月10日 (木)

特集(勉強会報告)

平成23年1月21日
吉武 昌子
本格的に寒さが厳しくなりましたね。今年も皆さんに「希望」を通して、思いや考えを語り合い
たく、掲載をさせて頂きます。
「今年も一年、楽しみながら日々を過ごそう!」の思いで年明け早々からのボランティア活動
に参加しました。
先ず、北九州工業大学 飯塚キャンパスで行われた献血並行ドナー登録会。
1月19日から3日間行いました。厳しい冷え込みに身体の前面・背面にカイロを貼り、腹巻
きも着けて行ったのですが、底冷えに涙目になりながら説明しました。
3日間で献血参加者 174名、ドナー登録者38名の学生さんの優しい気持ちに触れること
が出来ました。
1月23日(日) 産業医科大学病院 血液疾患患者会「ひまわりの会」に、お邪魔して
きました。
245号で医生祭のチャリティーライブのお話をしましたが、その時にお世話になった塚田  
先生に頼んでの出席でした。
ひまわりの会の皆さんは気さくな方ばかりで、アットホームな雰囲気の中で参加者協議、
塚田先生による「血液病に対する、抗がん剤治療で気をつけること」についての講演が
ありました。講演内容を、掻い摘んでお話しします。
「抗がん剤治療で気をつけること?」で思い浮かぶ(気をつけた事)は、何でしたか?
職業柄、私が思い浮かぶ事は無菌食=生禁(生食禁)。サラダのレタスも湯通し、バナナは
ソテー、りんごはコンポートに…。全て加熱した食品。
「ショートケーキの苺が食べたくて堪らなかった…」と、治療中の苦労話を聞かせてくれました。
抗がん剤投与により白血球の中の好中球(ばい菌を食べる)が減少(免疫が落ちる)してしま
うそうです。
ですからうがい・手洗い、外出時のマスク着用、身体の清潔保持、生食を避け、マウスケア、
傷を作らないように…と、注意する事が必要となってきます。
マウスケア=歯磨き 特に就寝前の歯磨きは、大切と言いますよね。睡眠中は、唾液の出
も減りますので乾いた口腔内で、ばい菌が増殖してしまいます。口内に傷をつけないように
ブラッシングして下さい。
歯磨きが難しければ、うがいだけでも有効だとの話も口腔ケアでは言われています。
難治性感染症 真菌=カビによる感染で、カンジダ感染・アスペルギルス感染・ムーコル症
についてもお話しいただけました。 
カンジダ感染…骨髄移植・ステロイド治療を行った時、高リスク群になる
アスペルギルス感染…土壌・壁・粉塵が舞い上がる場所に居るカビで、空気感染をする。
リフォーム等は、退院に合わせて行うと駄目。
ムーコル症…カビの一種で診断が難しい。
嘔吐・悪心は、胃腸からの刺激によるもので
 予測性嘔吐…情緒的なもの。私の例えで言えば、通勤途中に「今日は、会議だ…」と、
          思った瞬間に気分が悪くなる(笑)等の吐き気です。
 急性嘔吐…抗がん剤使用により24時間以内におこる
遅発性嘔吐…24時間以降に出現し続くもの。抗がん剤代謝産物、ステロイド有効
 
最後にQOL(生活の質)について「患者は、我慢し生存のみを追及するのではない。精
神的・身体的な満足度をはかる必要がある」と、お話いただけました。
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治療中・後のQOLを向上させるための治療戦略を組み立てることが重要でこのためには、
本人・家族を説明し、確実なIC(インフォームド・コンセント)を取ることが必須で、患者もしく
医療従事者どちらかの独りよがりの治療は避けたい。と、先生は最後に結ばれました。
病気・治療を受け入れた中での生活の質の向上は、社会が支える生活作りが必要です。
先生は、患者さんの「治す・治そうとする気持ち」が必要と言われてましたが私達、説明員
(ボランティア)も「社会的サポートが必要な事を伝え、病気を知り・知らせる気持ち」が、必
要だと実感しました。塚田先生は、この様に診療時間外で会の皆さんに治療等の情報を伝
えられています。前回もお伝えしましたが、患者さんを想い・共に病気と向き合ってくれる親
身な先生です。次回、ひまわりの会開催は 4月17日(日)10時~です。
2月2日(水)骨髄バンク研修会に、参加しました。
佐賀 嬉野のホテルで行われた研修会。佐賀・長崎・福岡からの説明員が集まり、末梢血幹細胞移植の  
おさらい・各県の登録会報告を行いました。
説明員の想いは各自色々ですが、いつも討議の的となるのは「登録数競い」なのか「バンク
普及」が私たちの役割りとは、何か?です…
今回も沢山の意見が飛び交い、「その場で登録しても、後でキャンセルしたりするドナー登録
者がいる」「登録数がなかなか伸びない」「説明時間がかかり過ぎてしまう」など等。
私も発言機会をいただきましたが、骨髄提供って縁なんですよね。見も知らない方とのHLA
型の一致は、数万分の1の確立です。その患者さんに提供する為には、その時の自身の環
境が整っている事が先決で沢山の検査をパスして最終ドナーとならなくては、命のマラソン
は出来ません。これって、縁!以外になんでもない。「環境が整わなければそれも縁、検査
をパス出来ないのも縁」と、考え次回の候補を待つ。ドナー登録は、それぐらいの気構えで
良いと思うのです。先ずは、病気を知り・患者の生活に関心を持ってもらう…そこからのス
タートこそが、社会環境も変化していく機会となるかな…と、思っています。
2月13日(日)イオンモール筑紫野 献血並行ドナー登録会に参加しました。
連休最終日の日曜日に行われた献血並行登録会、今回も沢山の優しい気持ちに触れ
ました。献血者数 92名  骨髄バンクドナー登録者数 13名
この時期は、慢性的な全型血液不足となるらしく日赤のスタッフの方と共に、声掛けを
行いました。大きな会場で「献血にご協力を、お願い致します。骨髄バンクドナー登録
を行っております。」と、呼び掛け受付誘導を行っていると、不思議と元気が出てきます!
日赤のスタッフの方々、ボランティア仲間、何よりも献血に協力して下さる沢山の方々の
笑顔や会話に大きなパワーを貰っています。
今回も比重不足で献血が出来なかった、若い女性。泣きながら、「悔しい。自分が事故
にあった時に沢山の輸血をしてもらったのに、いつまでたっても私はお返しが出来ない」。
色々な想いを胸に、献血に来てくださってるんだな…と、思うと献血後の「お疲れ様でし
た」にも感謝の気持ちで「ありがとうございました、ご気分悪くないですか?」と、心から
伝えられます。
来月度 催しのお知らせ
2月22日(火)10時~15時30分  佐賀県 ひれふりランドにて 骨髄バンクドナー登録会
3月10日(木)18時~19時  緩和ケア学習会 九州厚生年金病院3階講堂
         

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