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2009年9月26日 (土)

「駆けっ句365日生き急ぎ」 烏有

「駆けっ句365日生き急ぎ」

烏有

烏有(ウユウ)

本名:田中七四郎(タナカシチシロウ)

1943年(昭和18年):10月、

東京都渋谷区

1968年(昭和43年): 4月、 富士通株式会社入社、システムエンジニア職従事

1993年(平成 5年): 1月、 駆けっ句スタート   8月、 胃がん手術

2000年(平成12年):12月、 富士通株式会社役職離任により退社

コーポレイトソフトウェア株式会社入社

2002年(平成14年): 7月、コーポレイトソフトウェア株式会社退社

長月ノ巻

長月某日・森の道息の上がりて夏は往く

長月某日・今生のつくつく法師と森にひたる

長月某日・中の池法師せみに耳を貸す

長月某日・盲腸の見舞ひしあとに秋の雲

長月某日・秋めくやむらさきしきぶ実を仕込む

長月某日・この秋は波風立てて酔ひそうらふ

長月某日・灯火親し花眼で読む両像鴎外

長月某日・かなかなとあたりに滲む現身かな

長月某日・ほんのりと立ち居姿や紅芙蓉

長月某日・つまずきて青むくげ咲く新学期

長月某日・新涼やふつふつたぎる朝の刷り込み

長月某日・そこここと親子で重なるシロオニキノコ

長月某日・ひとりしてゆるり飲み干し月を待つ

長月某日・名月や雲のまにまに見え隠れ

長月某日・気がつけばやぶ蘭通りにぎにぎし

長月某日・朝焼けや有明の空は秋の色

長月某日・ふんだんに小道の萩のこぼれ落つ

長月某日・秋のてふ吾レ行き先を乱れ飛ぶ

長月某日・かんぞうやはるか遠目に丈低し

長月某日・八日月スズメの塒の騒々し

長月某日・らっぱゆり昼にはしほれて彼岸入ル

長月某日・里帰り伯林より秋の風

長月某日・西の京むかしのよすがにいはし雲

長月某日・今はむかし館の跡の白芙蓉

長月某日・雨上がりそっとしときよ足の茸

長月某日・秋うららはなからチャリンコマイベンツ

長月某日・ほころぶや吾がことにもあり自尊の秋

長月某日・虫すだく天国耳の至福かな

長月某日・虫の音や魚町といふ鄙があり

長月某日・波風やそれもよからふ今年の秋(つづく)

http://homepage1.nifty.com/tanakas/uyuu.htm.

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