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2009年8月22日 (土)

駆けっ句365日生き急ぎ 烏有

「駆けっ句365日生き急ぎ」

烏有

烏有(ウユウ)

本名:田中七四郎(タナカシチシロウ)

1943年(昭和18年):10月、

東京都渋谷区

1968年(昭和43年): 4月、 富士通株式会社入社、システムエンジニア職従事

1993年(平成 5年): 1月、 駆けっ句スタート   8月、 胃がん手術

2000年(平成12年):12月、 富士通株式会社役職離任により退社

コーポレイトソフトウェア株式会社入社

2002年(平成14年): 7月、コーポレイトソフトウェア株式会社退社

葉月ノ巻

葉月某日・生足や乙女みあしの格差かな

葉月某日・疲れ止めやけふはどこまで行ったやら

葉月某日・すーすーす誰ぞあと閉(ぜ)きせぬままに

葉月某日・生かされて地球踏んでも土踏まず

葉月某日・悠々とかめになりたし水中花

葉月某日・通り雨上がれば戻るバチの音

葉月某日・熱帯夜紅旗征戎吾ガ事ニ非ず

葉月某日・秋立つ日風は律儀に季の風

葉月某日・涼をとる巨きなたぶの木下闇

葉月某日・草枕くろがねもちの下の闇

葉月某日・折り返す百日紅の花の咲く

葉月某日・早咲きのむくげ垣からこぼれ落つ

葉月某日・いちじくや小粒匂ひの芳しき

葉月某日・波頭切る16ノットといるか競ひ

葉月某日・朝市の終ひし後に盆とんぼ

葉月某日・朝焼けや有明の空は秋の色

葉月某日・びゃうびゃうと秋風の見えし波戸岬

葉月某日・あおむけのせみのむくろの目にとまり

葉月某日・夏の夢心のカギが決壊し

葉月某日・歩一歩吾れに近寄る夏の雲

葉月某日・清々と親密圏より風立ちぬ

葉月某日・毬栗や日照りの下で色をつけ

葉月某日・やり過ごし決断早める秋暑し

葉月某日・行く夏やゆとりのなさをやり過ごす

葉月某日・身を構へ己が歯抜かれし夏果つ

葉月某日・夏深し抜歯の後のだるさかな

葉月某日・夏バテやバーチャルがリアルを越へられず

葉月某日・虫すだく鯛のさばきのあざやかさ

葉月某日・よれよれと端居姿に夏は往く

葉月某日・秋めくや姿勢正して受けて立つ

葉月某日・二百十日ゆとり残して神畏る(つづく)

http://homepage1.nifty.com/tanakas/uyuu.htm.

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