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2008年4月 8日 (火)

例会報告(子どものがんと小児科医)

3月の例会報告

-患者、家族が医療者と普段着でがんを語る-

日時:2008329日(土)14:0016:05

場所:

北九州市小倉北区木町2-12-34

 

会場:西安寺

演 題 子どものがんと小児科医

    -急性白血病の事例を通してー

講 師 よしだ小児科医院院長 吉田 雄司さん

    北九州市小倉北区馬借3-3-36 電話 : 093-531-7741

主 催 北九州・行橋がんを語る会

  お寺の境内は早咲きの桜がちらほら咲いていました。老若男女、初参加の方を含め134名の方々に参加をいただきました。講師は、西安寺の檀家さんでもあり、25年間の小児科勤務医(現北九州市立医療センター小児科主任部長)を経て平成11年より小倉北区で開業されている吉田雄司さんへお願いしました。現在ご夫婦で医療法人よしだ小児科医院と病児保育室りんごを開設されています。

 当会は初めて小児がんについてお話しを伺いました。「子どものがんと小児科医 -急性白血病の事例を通してー」について一般の方にも分かりやすいように小児がんのあまり専門的に偏らず小児科医師の視点から具体的な症例を通してお話しをして頂きました。 

  初診から死亡まで、5歳から274ケ月までの間急性リンパ球性白血病(ALL)を頻回再発しながら合併症で亡くなるまでの男性患者さんの症例について詳しく興味深い話しを聞くことができました。

☆その他統計データなど

①小児がんの発生頻度は15歳未満の小児人口1万人あたり役1.1人である。米国白人は1.4人。

②小児がんの種類と発生率は、欧米に比べて腎腫瘍、軟部腫瘍が少なく、胚細胞腫瘍が多い。

③甲状腺がんが女児に多いことを除き、小児がんは男児に多い。

④小児がんと成人のがんとではその種類が異なる。小児がんの特徴は、がん腫が少なく、肉腫や胎児性腫瘍が大部分である。

⑤その他小児がんに関する詳しい情報がプロジェクターによって示されました。

所感  

  ・質疑応答では、現在小児がん患者さんの保護者やよしだ小児科の患者さん、参加者などから幅広く、真摯な質問があり、丁寧に応えていただきました。

22年間という長きに亘って一人の患者さんを治療・経過観察に当たった医師の執念と無念さ     を感じました。同時に人生の大半をALLと闘い最期は力尽きた若い患者さんの壮絶さを感じました。大変我慢強い患者さんだったとのことですが、そのエネルギーはどこで養われたのだろうか。

  ・講師、参加者同士で和気藹々の討議ができ充実した時間を過ごすことができました。ご多忙の中貴重な時間を割いて頂いた吉田さんには感謝申し上げます。以上。

  群れもせで一人静かの大桜 烏有      (文責 田中七四郎)

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