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2008年3月14日 (金)

小児がんについて

小児がんについて

  子どもの死亡原因ではがんは、不慮の事故に次いで第2位、病気では第1位といわれている。

  小児がんは大人のがんに比べ、症状の例の少なさから、長らく行政的・社会的に注目されることが少なかった。小児がんは15歳以下の小児期に発生する悪性腫瘍と定義されている。国際小児がん分類によると、大きく分けると12種類、小さく分けると47種類が存在する。国内では約3分の1が白血病、残りが固形がんで、年間約2,500人が罹患し、500600人が亡くなっている。

①小児がんは、芽腫・肉腫といわれるものが多くを占めている。子どもの細胞は若いので

進行が早いケースが多く、発症したときには病状が進んでいることが多々ある。その一方

で、抗がん剤は分裂が激しい細胞によく効くので適切な治療をすれば治る可能性が高い。

②国内の小児がんのデータの収集は遅れている。大人のがんの臨床試験が整理され始めた

のはここ1015年で、小児がんのそれは2002年以降である。特に患者さんが少ないのに

がん種が多く労力が必要である。

③小児がんの専門家と窓口医師(耳鼻科、眼科、整形外科など)とがうまく機能する医療

相談システムが必要である。

④患者さんやその家族から情報を入手し難いという小児がんの世界の特有の問題がある。

そのために小児がんは、これまで社会に広く知られることが少なかった。

⑤小児がんは小児科のなかで一つのセクションで扱われている。小児科専門医はいても

小児がん専門とは標榜できない現状である。

NPO法人SUCCESS(東京都中央区築地4-4-14)では、小児がんの診断・治療で困って

いる患者さんに対し、医療相談などを通じて効果的な情報提供を行って、良い治療にアクセ

スできるよう努力している。

⑦小児がんは、再発した患者さんをうまく治療するのが大事。再発腫瘍に関しては、

全国で治験や臨床試験を積極的に行う10施設ほどの拠点病院を整備し、そこに患者さんを

集中するシステムが必要と考える。

 このレジュメは、聞き手山崎文昭さん(NPO法人日本がん患者協会理事長)と

牧本敦さん(NPO法人SUCCESS理事、国立がんセンター中央病院小児科医長)との

対談の内容掲載記事(出典:「がん情報ネットワーク」2008/2月号、NPO法人日本がん

患者協会発行月刊誌)を集約したものです(文責田中七四郎)。

                                    以上。

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